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大阪湾のイカナゴの『シンコ(稚魚)漁』が2年連続で休漁することが決まりました。
水産技術センターが発表した今年の漁況予報では、大阪湾・播磨灘・紀伊水道の「3海域ともほぼ漁獲が見込めない」とされました。
播磨灘での漁は、3月6日(木)に試験操業したうえで判断するそうです。
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不漁予報は9年連続。昨年12月上旬~今年1月下旬の調査で、推定産卵量は昨年の約6割と直近10年間で2番目に低かったみたい。
稚魚数は播磨灘が昨年の33%、大阪湾は75%と各海域で平年の平均値を大きく下回りました。
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イカナゴの『シンコ漁』は例年2月末~3月上旬に解禁されます。昨年は大阪湾で初めて休漁、播磨灘は1日で漁を打ち切りました。
春の風物詩「いかなごのくぎ煮」が気軽に食べられなくなるかもしれませんね。
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・兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター – 公式サイト
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