「ドローン」を使って六甲山まで食品・医薬品などを配送する実証実験。6月中止分の延期開催

8月6日、六甲山上に「ドローン」を飛ばして食品・医薬品などを運ぶ実証実験が行われました。悪天候の影響で中止となった、今年6月18日分の延期開催となります。

運搬物・飛行ルートなど、6月に予定されていた内容から大きな変更は見られませんでしたが、今回は第1便/第2便に分けず一気に山麓→山上へ物資を持って行ったようです。

六甲山⇔市街地を結ぶ「ドローン」で、食料品などの輸送実験が行われるそう 6/18

2020年6月15日

実験内容
山間部での生活必需品の自動搬送/商品温度管理調査/一般用医薬品(第2類)の配送/六甲山上空おける携帯電話の有効性/社会受容性(土地所有者・近隣住民などの理解)

実施日時
2020年8月6日(木)10:30~13:00

飛行区間
鉢巻展望台⇔六甲山記念碑台

運搬物
小売店商品/飲食物(米飯・洋菓子)/医薬品

ドローンで運んだ荷物を開封する様子。こう見ると小さい感じもしますが、機体の重さは12.7kg・最大積載量は10kgあるみたいです。

この取り組みは、山麓から山上にドローンで物資を輸送することで費用・輸送時間を軽減しようと、ドローンを提供する「SkyDrive」や飲食物の提供を行う「神戸阪急」などの企業と、神戸市が連携して始められました。

今年5月に発表された、六甲山上にオフィスを誘致する「六甲山上スマートシティ構想」の一貫となります。

六甲山上の保養所にオフィスを設置『六甲山上スマートシティ構想』6月から誘致開始

2020年6月7日

今後も神戸市と各企業が連携し、山間部に住む人たちが手軽に小売店の日用品・自治体からの必要物資などを受け取れるように、配送サービスの実用化を目指すそうです。

市街地から六甲山上までドローンが飛ぶ様子など、これからもっと見られるようになるんでしょうか。

◆関連リンク
神戸市 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。