JR西日本が、深夜帯ダイヤの見直しを検討しているそうです。具体的には終電の繰り上げです。
これは、深夜保守作業の人員確保の問題があって、近畿エリアでは土日を含めて、日々100カ所以上で1,500人程度が保守作業にあたってまして、そこの人員確保が年々厳しくなっているとのこと。
そこで、メンテンス自体を、自動化や耐用年数の長い部品に交換したりして、効率化をしていっているという状況です。
合わせて、近年は帰宅時間が早まっている傾向にあるようで、24時以降のダイヤを中心に終電を早め、1回あたりの夜間作業時間を拡大した上で、作業日を減らし、人員確保をしていくということのようです。
仮に、JR大阪駅発の終電を24時にした場合、年間10%程度は作業日数が減少することが見込まれるとのこと。
ナイトタイムエコノミーなど夜の観光需要を盛り上げる取り組みなどもありますので、そのあたりとの関係は今後考慮しながら進めていくそうですが、終電時間の早まりが、企業での働き方改革がより進むことにもなるかもしれません。
最短で、2021年春のダイヤ改正を予定しているそうなので、今から1年半後です。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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