新しいことを生み出す『プロデュースシンキング』を学ぶセミナーに参加してきた。それぞれの「秋元康」を目指すワークショップ中心の実践講座

ライター:鞍 あいみ

神戸市の中小企業支援などを行う外郭団体「神戸市産業振興財団」が運営している「神戸起業操練所」。

今回は、『プロデュースシンキング』について学べるセミナーに参加してきました。前回の「クラウドファンディングについて学べる無料セミナー」もでしたが無料です。

「クラウドファンディング」のやり方を学べる無料セミナーに参加してみた。移動式チャペルで結婚式を行う『ルーロット』の実例も紹介

2018.10.06
神戸市中央区東川崎町1-8-4

今回のテーマは『プロデュースシンキング』。新しいことをする時に、どういった事が必要なのかということを学びましょうってセミナーです。

講師をするのは、若干イカツイ内田俊介さん。新規事業立ち上げの企画やマネジメントなどをしている人です。

内田俊介さん ヨリドコロ・アンド・パートナーズ株式会社 代表取締役/プロデューサー
スタートアップから大手企業の組織改革支援、新規事業開発支援を中心に、ユーザーリサーチやワークショップ、アクセラレーションプログラム等、課題解決と事業創造のために様々なプロセスを組み合わせたプロジェクトを推進。島根県の県立高校にてデザインシンキングおよびプロジェクトマネジメントを実践で指導。また、デジタルハリウッド大学にてプロデュースシンキングという思考法を研究・開発しながら提供中。

最初に簡単な自己紹介と『プロデュースシンキング』とは何かの説明から入ります。「プロデュース」の「シンキング」ですので、「プロデューサー」に必要なスキルや考え方って感じでしょうか。

テレビの番組製作者として「プロデューサー」という言葉をよく聞きますが、簡単に言うと、チームリーダー、まとめ役です。新しいことをしようとした場合には、たくさんの人が関わりますので「プロデューサー」は、ビジョンを立て、ゴールに導くことが役割となります。

新規事業や起業などには必要なスキルであることは間違いないですが、プロデュースってのは普段から身近にあると思います。忘年会の幹事とか?誰呼ぶ?誘ってみる?ゲームする?景品用意する?なんて考えますよね。

今回の参加者は、起業準備中の人、フリーランスの人、普段の仕事に活かそうと思っている会社員がいるなど、職種は様々です。

プロデューサーの役割とは何なのか。それは、コミュニケーションが重要で、チームのゴールや目標を設定し推進すること。

チームを良い方向に導くには、外部との連携も重要な役割で、やはりコミュニケーション能力が重要な役割になるわけです。ある種良い意味で「根回し」なんかも大切なんだと思います。

最近はSNSやチャットツールなどもありますので、単純に会って話すことだけがコミュニケーションではないと思いますので、常に何かで繋がっているという事が大切なんでしょう。

講義はわりと短めに終わりまして、早速ワークショップになります。この日たまたま一緒のテーブルに居合わせた4人1グループで進めていきます。いざ、プロデュースシンキングを学ぶ。

海外の大学みたいな感じかもしれません。少しのインプット → いきなりアウトプットで体験する → アウトプットをベースとして、おさらいをしてインプット って流れですね。

ワークショップは、それぞれシンキングタイムがあって、そこからディスカッションという流れになります。時間が短時間に設定されていますので、頭をフル回転で動かさざるを得ないプログラム。

たまたま同じテーブルに座った4人。当然ですがまず、「おめー誰だよ!」ってなりますので、「自己紹介」を2人一組でしていきます。

組み合わせを変えて、今知り合った相手を今度は別の相手に「他己紹介」。秋元康が、今会ったばかりの新人アイドルをテレビ局に売り込むみたいな感じになる(笑)

と、このあたりから雰囲気は和んできまして、笑い声なんかも聞こえてくる楽しみながらできるワークショップです。そう、ここでそれぞれの秋元康が完成に近づくのです。

このあとは、テーマを設定されて、シンキングタイムの後にグループディスカッションという流れで、チームとしての答えを導き出すという事をやっていきます。

テーマは、『「目的」と「目標」の違いを教えてください!』『新しいオリンピック種目を10個以上を考えてください!』『電気を使わずに部屋を明るくする10通りの方法を考えてください!』ってな答えが「あるような」「ないような」ものばかり。

明確な正解がないものは、チームとして一定のゴール設定をして導くことが、プロデューサーということなんでしょう。ディスカッションを繰り返すと、参加者同士のコミュニケーションも活発になり、それぞれの今のプロデュース能力を確かめることができたんじゃないでしょうか。

生まれた年代も経歴も全く違う人達と話すという事で、「その考えは無かった!」との声もたくさん聞こえてきたセミナーでした。

セミナーが終わり、講師の内田さんも参加して交流会(希望者のみ)。セミナーが終わったにも関わらず、普通の交流会でもコミュニケーションは重要なんですよね。

ワークショップで距離が縮まった参加者の皆さんはお互い質問をしあったり、途中になってしまった会話を続けたりと、ワイワイ。次の日から実践できる「秋元康」のスキルを手に入れました。


次回セミナーは、「地域性を活かすインバウンド戦略、Think Globally, Act Locally」となっています。今回と同じく「無料」で参加することができますので、気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

神戸起業操練所トレンドセミナー
「地域性を活かすインバウンド戦略、Think Globally, Act Locally」

年々増加している訪日外国人観光客。2017年は2,800万人が訪日しましたが、更なる需要が見込まれるインバウンド市場。2020年には4,000万人まで増加すると想定されています。

本セミナーでは、インバウンド市場の最新動向に加え、アジアからの個人旅行客をはじめとする訪日外国人観光客に人気のコンテンツ、また訪日外国人に向けたSNSでの発信のコツなど、インバウンド戦略のポイントをわかりやすくお話します。

日本総人口減少の中、拡大し続けるインバウンド市場。邦人客とは違うインバウンド市場のポイントを学び、地域性を活かしたローカルな魅力でグローバルなビジネス展開の可能性を探ります。

こんな人におすすめ
・飲食店や小売店に訪日外国人観光客も顧客に取り込みたい方
・将来人口の減っていく日本人ターゲットだけでは今後売り上げを維持できないと考える方
・どんな商品やコンテンツが訪日外国人に受け入れられるのか知りたい方
・自社の商品やサービスを外国人に向けて発信したい方
など

【日時】平成30年11月6日(火) 18:30〜21:00 (受付開始 18:00〜)
【定員】50名(先着順)
【場所】神戸市産業振興センター10階
【参加費】無料(交流会費:1,000円)

プログラム
18:30~20:00 講演「地域性を活かす!インバウンド戦略、Think Globally, Act Locally」
・データでみるインバウンド市場の現状と動向
・訪日外国人に人気のコンテンツ事例
・インバウンド地域誘致のポイント
・質疑応答
20:00~21:00 交流会 @神戸起業操練所(希望者のみ)

登壇者

林 岳則 (Takanori Hayashi) 氏(株式会社JTB ふるさと開発事業部)
1992年、JTBに入社。パッケージツアーのリテールビジネス営業、法人営業部門の販売促進を各7年間担当する。2006年から西日本国際旅行営業部にて訪日外国人観光客のBtoB営業と滞在の手配並びに滞在中の諸対応を担当。2016年から㈱JTBグローバルマーケティング&トラベルにて、インバウンドによる地域誘客を推進する「地域コーディーター」として地域の観光コンテンツ開発に従事。2018年10月より現職。

詳細内容と申込はこちらをどうぞ。

◆関連リンク
神戸起業操練所 – 公式サイト

鞍 あいみ
ライター:鞍 あいみ
神戸在住 イラストレーター