神戸の人気スポットになっている「神戸どうぶつ王国」を紹介します。
神戸どうぶつ王国は神戸市中央区のポートアイランドにあり、”全天候対応型”という特徴があります。園内はインサイドパーク(屋内)とアウトサイドパーク(屋外)の大きく2つに分かれていて、動植物の展示を楽しむだけでなく、各所にふれあうことができる体験エリアもあるんです。
神戸市中央区港島南町7-1-9
アクセスは、車だと三宮駅から12分、ポートライナーだと最寄駅の「京コンピューター前駅」まで14分+徒歩2分です。
元々は、神戸花鳥園という鳥とふれ合える施設だったワケですが、大きく屋根がかかっていることで、現在のサファリ形態に活かされています。かなりコンテンツが充実していますので、時間をしっかりとって楽しみたいところです。
– | 入園料金(税込) | 障がい手帳のある方(税込) |
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大人(中学生以上) | 1,800円 | 900円 |
幼児(4歳・5歳) | 300円 | 500円 |
小学生 | 1,000円 | 無料 |
シルバー(65歳以上) | 1,300円 | – |
※シルバー料金は公的機関の年齢証明できるもの(運転免許証など)をご提示ください。
※障がい者手帳をお持ちのご本人さまと介護者1名様は、入園料が半額になります。チケット売り場にて手帳をご提示ください。
※対象手帳:身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳など
入園料金については、見る動物が多いので、コスパは良いかなと思います。小さな動物がいたりやショーなどもありますので、行ったらまず回る順番を決めたほうが良いかも。
園内マップを見ながら、エリアごとの説明と今回見てまわったルートを確認します。
まず、屋内エリア(インサイドパーク)は世界中の動物が生息するエリアによって分かれていて、北アメリカ、アジア、アフリカ、熱帯地域の動物が展示されています。また、人気のバードショーのパフォーマンスは水辺の動物たちがいる「ウォーターリリーズ」で行われます。
屋外エリア(アウトサイドパーク)は動物ごとに分けられていて、ペンギンやアザラシがいるアクアバレー、カンガルーファーム、羊ケ丘やアルパカスペースがあり、馬やラクダの乗馬体験ができるのも屋外エリアです。また、ドッグパフォーマンスが見られるドッグステージも屋外エリアにあります。
全体の園内マップに、今回みてまわったルートを書き足してみました。ポートライナー側ではなく駐車場からのルートになりまして、「赤 ⇒ ピンク ⇒ 水色」の順に園内全体をレポートしていきます。
駐車場側からスタート。入り口を入ると左右に広がる『ロッキーバレー~北アメリカの動物たち~』。
最初にビーバーやスカンクなど活動的でかわいい小動物が迎えてくれるので子どものテンションも上がり、続いてオオカミやワシなど力強い動物が迎えてくれるので、入園直後のウオーミングアップとしては持ってこいです。
最初は「アメリカビーバー」。ビーバーは前歯が出ているイメージがありますが、歯で木を切り倒してダムを作り、そこに枯れ木を集めて巣をつくるようです。
この日は、水中をずっと回転しまくっていました。なんだか見てて飽きない。よく見ていると、後ろ足にしっかり水かきが発達していて、細かいところを観察すると知らなかった発見ができたりします。
すぐ向かいには、「シマスカンク」。眠っているスカンクと、走り回っているスカンク。白黒の毛並みもキレイでトコトコ走り回る様子がかわいらしい。
スカンクのおならの臭い体験もできるようです(14:00~約30分間)。
タイミングが合えばぜひ体験してはいかがでしょう。スカンクのおならの臭いは肉食獣も逃げ出す強烈な臭いで、ヒトの服につくと廃棄処分になるほどです。くれぐれも気をつけて。
シマスカンクを通り過ぎると、次に登場するのが「クビワペッカリー」。見た目は完全にイノシシです。
先へ進むと、通路の合流地点の「アライグマ」。メジャー動物ですのでかなり人気。ちなみに、アライグマは視力が悪いためにモノを触った感触でそれが何かを確認するようで、その姿がモノを洗っているように見えることが ”アライグマ” の名前の由縁みたいです。知ってました?
アライグマの指はかなり器用。片手で食べ物を掴んだまま二本脚で歩くこともあるので、歩いている姿を見れるかもしれません。
アライグマを過ぎると、左手に出てくるのが「イーグルネスト」コーナー。北米に生息する「ハクトウワシ」がいます。
実は、アメリカ合衆国の国章にも描かれているほど、アメリカを代表するシンボル的動物。翼を広げると2m以上の大きさになるそうで、この日は、一番高い木に立って、悠然と遠くを見つめていました。首はめちゃくちゃ太いのが印象的でラグビー選手も顔負けという感じ。
幼鳥は褐色の斑点で覆われ、成長とともに頭が白くなるそうなので、このハクトウワシは大人のようです。
「イーグルネスト」コーナーの向かいにいるのが「シンリンオオカミ」です。これぞ狼!ザ・オオカミ!!という感じ。
オオカミは仲間と群れて生活する習性があってオオカミの家族を「パック」と呼びます。確認できただけでも3匹いたので、どうぶつ王国でもパックで群れて生活しています。この日は吠えていませんでしたが、オオカミの遠吠えは10㎞先にも届きます。群れて生活する動物だからこそ、遠吠えもコミュニケーションツール、ということでしょうか。
「ウルフクリーク」コーナーを抜けると、右手にギフトショップ、カフェレストラン、食事スペースが広がって、非常に人が多いエリアに入ります。ご家族でお出かけの際は、このエリアに入るときはお子さんと手をつないではぐれないように要注意です。
順路にしたがって進むと、向かって左手に「アジアの森」が続きます。
アジアの森の主役は、みんな大好き「レッサーパンダ」。
キレイな毛並みでぬいぐるみみたい!動きもヒョコヒョコっと歩くので、子どもも大人も笑顔で足を止めてました。とても近い距離で生活している様子が見られるので、レッサーパンダ―と一緒にお子さんの写真を撮るフォトスポットとしても良さそう。
レッサーパンダにスタッフが給餌しながら生態を解説する『レッサートーク』というアトラクションもあるので、気になる人は要チェック。【平日】13:00~【土日祝】10:45~/13:00~
この日は、レッサーパンダもサービス精神旺盛?で、頭上の橋を渡ったり、係員さんがうまく誘導してくれて、子どもの目の前で笹の葉をムシャムシャ。アトラクションの時間でなくても、色んな表情が見れます。
「アジアの森」の最後にいるのが「コツメカワウソ」。手足に小さな爪があり、それが”コツメ”という名前の由来のようです。泳ぐ際にはなが~い尾っぽでかじ取りをするのですが、間近で泳いだり水遊びをするので、うまくかじ取りする様子が至近距離でよくわかります。
ちなみに、密輸や乱獲、森林や河川の減少によってその生息数は減少しているようです。そういった切り口で自然環境保護の大切さを子どもに話してみるのも良いかもしれませんね。
アメリカリスじゃなくてクビワペッカリーですよ
ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。