王子公園の「再整備基本計画(素案)」が市会に提出され、動物園の今後についても内容が分かってきました。
神戸市灘区王子町3-1
灘区にある「王子公園」は、若い人に定住してもらったり、交流⼈⼝を増やしたり「都市ブランド」をより良くしていくことを目指し再整備が計画されてます。
関西学院大学のキャンパスや、新スタジアム、広場や駐車場などが整備され「王子動物園」もリニューアルする計画です。
通常営業を行いながら、リニューアルしていくという「王子動物園」。
これまでは、「草食」や「猛獣」「爬虫類」などおもに種類ごとにエリア分けされていましたが、リニューアルで「アジア」や「サバンナ」など「地域ごとに動物を集めた」ゾーンができるようです。
自然界の生息環境を踏まえた複数の動物の「混合展示」や、「生息環境を再現」して本来の生態や暮らしを観察できる展示が取り入れられ、より「動物ファースト」な獣舎も整備されていくみたい。
最初に「素案」が示された時、物議をかもした「遊園地」どうなるの?問題。
基本計画(素案)では、王子動物園のランドマークとして親しまれてきた既存の「観覧車」は、老朽化への対応を図りつつ「当面の間存続させる」となってます。
思い出のある人も多いでしょうし、自分の子供と再び乗るというのは、なかなかできない体験。メンテナンスをしつつ、当面と言わず末永く残ってもらいたいですね。
「遊園地」の他の乗り物などについては、「撤去施設」となってます。
そのぶん、様々な年齢層の子どもたちが楽しめ、動物や自然もより身近に感じることができる安全で安心な「レクリエーション機能」を園内の広場に作るそう。
撤去時期としては「2031年以降」ということで、あと7~8年は残るみたいですが、ザ・遊園地って感じのレトロな雰囲気なので、存続して欲しかった人も多いんじゃないでしょうか。
早ければ「2025年半ば」くらいに工事を始めることが目指されているようで、少しずつ変わっていくことになります。
概算ですが、リニューアルにかかる費用は「140億円」が見込まれてます。すごい額…。ちなみに、北海道の旭山動物園は、開園費用がいまのお金の価値で約17億円だったみたいです。
壊す費用や、工事エリアの動物を一時的に収容する場所が必要だったり、時間がかかったりで新しく作るよりお金がかかるのかもしれません。
この素案が議会を通れば、また市民のパブリックコメントなどが募集されたりすることが考えられますので、注目してみて下さい。
◆関連リンク
・王子動物園 – 公式サイト
動物王国と、提携したら良いのでわ