1966年創業の伝説の広東料理店「群愛飲店」創業者を父に持つ施蓮宗(Shi Lian Zong)さんが、2019年にオープンさせた本格的な香港式飲茶点心専門店は、アジア旅に欠かせない名店です。
1995年阪神・淡路大震災を体験した施さん。“神戸の街の復興にはまず豊かな食から“と思い立ち、香港より焼物、点心、厨房各部門のスペシャリストを迎えて本場の味を再現したい、そんな思い入れもこだわりもたっぷりな「老香港酒家(オールドホンコンレストラン)」を北野に開店。この店が、瞬く間に話題を呼び、舌の肥えた神戸の人々を魅了します。
フカヒレ三昧コースの中の一品
ディナーコースから白味魚の中華風サラダ
旬菜をふんだんに使用した広東料理中心のチャイニーズレストラン「施家菜(シーカサイ)」として、2013年中山手通に移転。そして2019年満を持して、本格的な香港飲茶の美味を伝える「點心坊」をトアロードにオープンさせたのです。こうして、本場のスタイルをそのまま用いた、好みの皿を自由に選べる“飲茶ワゴン”のサービスからガラス越しに見られる点心師の真剣な仕事ぶりまで、活気溢れる店内には美味しい料理とゲストの笑顔で満ち溢れています。まさに“豊かな食”が復興の一助となったに違いありません。
味はもちろん目も楽しませてくれる可愛い点心も大人気。大皿からサーブされるチャイニーズディナーを紹興酒とともにゆっくりと楽しめば、最高の夜が約束されます。
ワゴンサービスで供される可愛い点心
香港式飲茶点心専門店 施家菜 點心坊
住所 神戸市中央区下山手通3-11-17 四興ビル1階
TEL 078-381-8137
定休日 水曜日
※営業時間はHPで確認を
海と山に挟まれた小さな地域に、こんなにアジア文化が凝縮されている街はあるでしょうか?
三宮の繁華街で、夜の開店準備に勤しむお兄さんの横を、サリーをまとったインド人女性が闊歩する光景は、旅人を驚かせもします。
ある“生粋の神戸人”であることを、誇らしげに語る初老のタクシードライバーと出会いました。熱く神戸をガイドする彼にこう問いかけました。
“神戸の魅力はなんですか?”
「そりゃあ、美しさでしょう。多国籍な人種が集まっているから、アイデンティティも暦もそれぞれに違うのよ。例えば、南京町の春節のように、各国お正月も違うよね。それが“普通”。すれ違う人が異国の民族衣装を着ていても、そんなの幼い頃からの当たり前やから全く気にならないしね。それらを総じて、神戸の美しさなんやと思う」。
神戸公式観光サイト Feel KOBE
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このコンセプトは良いですね。あちこちグーグルマップに保存しちゃいました。
新長田~駒ヶ林のベトナム料理店・食材店も是非紹介して下さい。
なぜあの辺りに集中しているのかも調べて欲しいです。
神戸で海外旅行、素敵な企画ですね。シリーズ化してほしいです。