作曲家・坂本龍一の息子「空音央」が監督!映画『HAPPYEND』は「神戸の学校」で撮影されたみたい

「空音央(そら ねお)」さんが監督を務める映画『HAPPYEND』は、神戸市立科学技術高等学校や神戸市立神戸工科高等学校で撮影が行われたみたいです。

空さんは、昨年この世をさった「坂本 龍一」さんの息子で、ニューヨークと東京を拠点に活動しています。


神戸市中央区脇浜町1-4-70

監督・脚本:空 音央(米国生まれ、日米育ち)
ニューヨークと東京をベースに映像作家、アーティスト、そして翻訳家として活動している。これまでに短編映画、ドキュメンタリー、PV、アート作品、コンサートフィルムなどを監督。2017年には東京フィルメックス主催のTalents Tokyo 2017に映画監督として参加。個人での活動と並行してアーティストグループZakkubalan の一人として、写真と映画を交差するインスタレーションやビデオアート作品を制作。2017年にワタリウム美術館で作品を展示、同年夏には石巻市で開催されているReborn- Art Festivalで短編映画とインスタレーションを制作。2020年、志賀直哉の短編小説をベースにした監督短編作品「The Chicken」がロカルノ国際映画祭で世界初上映したのち、ニューヨーク映画祭など、名だたる映画祭で上映される。業界紙Variety やフランスの 映画批評誌Cahiers du Cinéma等にピックアップされ、Filmmaker Magazineでは新進気鋭の映画人が選ばれる25 New Faces of Independent Filmの一人に選出された。今年公開された坂本龍一のコンサートドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』では、ピアノ演奏のみのシンプルかつストイックな演出ながらヴェネツィア国際映画祭でのワールドプレミア以降、山形、釜山、ニューヨーク、 ロンドン、東京と世界中の映画祭で上映、絶賛された。本作が満を持しての長編劇映画デビュー作となる。

「空音央(そら ねお)」さんが監督を務める今回の作品は、「第81回 ヴェネツィア国際映画祭 」の「オリゾンティ・コンペティション部門」に正式出品されています。

「オリゾンティ・コンペティション部門」とは、新しい映画表現の潮流を感じさせる、新鮮で革新的な作品で構成される公式部門です。

近年の日本映画では、国内外で高い評価と注目を集めた「ある男」(石川慶監督)、「ほかげ」(塚本晋也監督)などが選出されています。


画像:公式サイトより

2024年9月2日に開催されたヴェネツィア映画祭でのワールドプレミア上映では、1400席のチケットは発売と同時にほぼ完売したんだそう。

日本では「2024年10月4日(金)」から劇場公開される予定です。

気になるストーリーは、こんな感じ。

目まぐるしく変わりゆく世界で、変わらない友情など存在するのだろうか―。!
今からXX 年後、日本のとある都市。
ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。こんな幸せな日常は終わらないと思っていた。
高校卒業間近のある晩、いつものように仲間と共にこっそり学校に忍び込む。そこでユウタはどんでもないいたずらを思いつく。「流石にやばいって!!」と戸惑うコウ。「おもろくない??」とニヤニヤするユウタ。
その翌日、いたずらを発見した校長は大激怒。学校に四六時中生徒を監視する AI システムを導入する騒ぎにまで発展してしまう。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。
2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ…。

キャストはこんな感じ。


ユウタ役:栗原 颯人(1999年12月29日生まれ/新潟県出身)
抜群のスタイルを活かしモデルとして活躍。多数のCMやMVにも出演中。オーディションで大抜擢され、本作でスクリーンデビューを果たす。特技はボクシングと卓球。


コウ役:日高 由起刀(2003年9月30日生まれ/大阪府出身)
韓国語が堪能で、日本と韓国の2拠点でモデルとして活躍中。演技未経験ながら本作のオーディションで大抜擢され、スクリーンデビューを果たす。特技は陸上。


ミン役:シナ·ペン(1998年12月1日生まれ/兵庫県神戸市出身
台湾系アメリカ人のルーツを持ち、幼少期は神戸にて過ごす。18歳で渡米、ニューヨーク大学に入学。2020年に東京へ拠点を移し、以後フォトグラファーとして東京とニューヨークを拠点に国際的に活動。本作でスクリーンデビューを果たす。


長井校長役:佐野 史郎(1955年3月4日生まれ/島根県出身)
1975年、劇団シェイクスピア・シアターの創設メンバーとして参加。1980年、唐十郎の状況劇場入団、退団後、1986年、林海象監督『夢みるように眠りたい』にて映画主演デビュー。以降、数々の映画・テレビドラマに出演。近年の主な出演作に『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)『白鍵と黒鍵の間に』(23/冨永昌敬監督)『カミノフデ』(24/村瀬継蔵監督)など。公開待機作に『スマホを落としただけなのに〜最終章〜ファイナル ハッキングゲーム』(11月1日公開/中田秀夫監督)などがある。


ユウタの母·陽子役:渡辺 真起子(1968年9月14日生まれ/東京都出身)
1986年よりモデルとして活動。88年、映画『バカヤロー!私、怒ってます』で女優デビュー。主な出演作に、『愛の予感』(07/小林政広監督)『2つ目の窓』(14/河瀬直美監督)、『37セカンズ』(19/HIKARI監督)、『平静』(20/ソン·ファン監督)『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)など。公開待機作に『ナミビアの砂漠』(9月6日公開/山中瑶子監督)、『港に灯(ひ)がともる』(2025年公開/安達もじり監督)などがある。

神戸市出身の俳優さんのほか、佐野史郎さんなどの大御所俳優さんも登場します。

高校生が主人公の作品で、生徒役として登場する俳優さんらはこの作品でスクリーンデビューする人も多いみたい。

予告編内にもたびたび登場する校内のシーンは、神戸市立科学技術高等学校や神戸市立神戸工科高等学校で撮られたものです。

「0:57」からは、歩く二人の背後にポートタワーが映っています。カバーがつけられた、リニューアル工事真っ最中のポートタワーですね。

「0:53」から数秒間映る歩道橋は、ハーバーランドの「弁天町交差点デッキ」で撮影されたと思われます。本編中には、もっとたくさん神戸の景色が登場するかもしれません。

ヴェネツィア映画祭で受賞する可能性もあるこの作品が神戸で撮影されたのは、神戸市民にとってはうれしいことなのではないでしょうか。

興味のある人は、映画館に見に行ってみてくださいね。


神戸を舞台にした映像作品については、こちらの記事でも紹介しています。

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この記事を書いた人

ありさ

スイーツとハロプロのアイドルが好き。

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