気軽にクライマー気分が味わえる「六甲山」で王道コースを満喫。ロックガーデンから六甲山へ

住吉川源流を小石伝いに横切り、七曲りの入り口へ

いよいよ出てきた「六甲最高峰2.3km」の表示。反対に「芦屋川まで5.3km」とあるので、ざっと計算しても残りは1/3弱。

昔話に出てきそうな山間の風景。高級住宅地の芦屋川から徒歩で来ることができるエリアにこんな場所があるとは驚きです。この環境って、実はものすごく贅沢なのかもしれません。

飛び石を伝って住吉源流を横切ります。夏はもちろん、冬でも川のせせらぎにはとても癒やされるんじゃないでしょうか。

本庄橋跡を経由するか、このまま向かうか。かなり迷いましたが、ほとんど同じ距離なのでこのまま見えている方へ向かいます。

それにしても、また上るとわかっていながら下るこの不条理感。何かの修行みたいに思えたりもしますが、それもひっくるめて登山の楽しさなんでしょうね。

長い階段を下ったり上ったり。六甲山は階段が多い山だなと感じます。整備されているのはありがたい反面、上り下りが辛いと感じることも。そんな時は上を見ず、下向きがちで黙々と進みます。

階段を登り切ると広い敷地が現れました。思わず駆け出しそうになりますが、ここには注意すべきポイントが。

ちょっと分かりづらいですが、実はここ、分岐点なんです。このまままっすぐ進むとドビワリ(土樋割峠)・奥池(バス停)に向かうことになり、山頂には到着できないはめに。

よく見ると、同じ標識に「一軒茶屋・最高峰」と表示されています。「え、本当にそっちなの?」と思うかもしれませんが、住吉川源流に向かって下るのが正解です。

これ、意外と見落としやすくて、初めてで気付かない人も結構いるようです。

飛び石を伝って再び住吉川源流を横切り、木々が生い茂ったエリアへ。またまた「え、本当にそっちなの?」と思いそうな見た目ですが、信じる者は救われるはずです。

そのまま進めば「六甲山町を経て有馬」の標識に出会えます。これが確認できたら安心。もうひと踏ん張りです。

 

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神戸ジャーナル 編集部

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