大仏といえば、奈良・東大寺や、鎌倉の高徳院のものが有名ですが、実は神戸にもあったりします。というか、戦前には奈良・鎌倉と並んで日本三大大仏のひとつに数えられた、とても由緒あるものなんです。
その後いろいろあったようで、今は3番手としての座が微妙な感じもありますが、まずはそのサイズ感を確かめたい。ということで、「兵庫大仏」が鎮座する『能福寺』に行ってきました。
神戸市兵庫区北逆瀬川町1-39
JR神戸線の兵庫駅を南に出て、国道2号を越え、中央市場の方向へ向かうと、かつて「兵庫津(ひょうごのつ)」と呼ばれたエリアがあります。
兵庫津は元々、大輪田泊(おおわだのとまり)として知られていた港ですが、平安時代末に平清盛が整備し、室町時代には足利義満の拠点として栄えました。
そんな場所からわずか数百メートルの場所に「兵庫大仏」が…既に見えてますね。ここが『能福寺』です。
『能福寺』は平清盛と関わりが深く、境内には「平相国廟」と呼ばれる墓所もあります。
入口から中を見るとこんな感じ。正面には「兵庫大仏」がドーンと鎮座しています。
拝観料は必要ありませんので、とりあえず境内に入ってみましょう。
車で来た場合は入口から参道をゆっくり進み、大仏右側の奥に駐車するようにしましょう。
入口のすぐ右手には開創1200周年を記念して建てられた「記念講堂」があります。
「記念講堂」の前にある手水舎は平成30年にできたとあって新しめ。手を清めるのも気持ちが良いです。
檀家しか本堂に入れないそうです。
巡礼寺院なのに御本尊が拝めないのです。
本堂の扉も閉まっているので遥拝も出来ません。
ホームページに記載するとか配慮が足りません。
謎の石材は、たぶん石臼ですね。東灘には粉を挽く石臼が沢山ありました。
ここは、三宮神社前でおこった 神戸事件 の結末を知ることができるところです。