神戸・新開地で下町文化を満喫! 戦前からの人気店でお手頃『定食ランチ』や商店街で「食べ歩き」も

ライター:ゆう

かつて「東の浅草、西の新開地」と呼ばれたほど栄えていた「新開地」。緑いっぱいの立派な神社や、地元民に親しまれ今も活気のある商店街、毎日楽しめる落語の寄席など、昔ながらの神戸が楽しめるエリアですよね。

今回はそんな地元民に愛される昭和レトロな『新開地散策コース』をご紹介!

歴史ある神社で緑に癒やされ、地下街を散策したあとは、戦前から続く老舗人気店で「お手頃ランチ」をいただきます。さらに新開地ならではの寄席で落語を楽しみ、最後は神戸の台所「東山商店街」で食べ歩きを楽しむというプランです。

ゆっくりと下町文化に触れる休日のお散歩や、ひとあじ違った神戸観光を考えている人など、ぜひ参考にしてみてくださいね。

所要時間

6時間ほど

※本記事は掲載時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

①湊川神社


画像:公式サイトより

神戸の地元では「楠公(なんこう)さん」と呼ばれ親しまれている『湊川神社』。明治5年(1872年)の建立以来、正月には全国から100万人を超える参拝者が訪れるほど、神戸の代表的な観光名所のひとつですよね。

祀られているのは、楠木正成とそのご一族を含む23の神様。ご利益は、「開運招福」「厄除」「家内安全」「交通安全」「夫婦良縁」「情報業・流通業繁栄」「学業成就」「商売繁盛」と実に多彩です。

JR神戸駅から3分ほどと街中にありながらも、境内には自然が多く、のんびりとした時間が流れているので、ゆっくりと過ごす休日の最初に参拝してみます。

『湊川神社』については、過去記事でも詳しく紹介しているので、気になる人は行く前にチェックしてみてくださいね。

23の神様が祀られる『湊川神社』の歴史を知る。「8つのご利益」や「写真映えスポット」も

2024年1月30日

住所
神戸市中央区多聞通3-1-1

営業時間
9:00~17:00(お守り等の授与)

所要時間
30分ほど

◆関連リンク
湊川神社 – 公式サイト

▼「メトロこうべ」まで徒歩すぐ

②メトロこうべ

湊川神社すぐのところにある「14番出口」から地下へ下りると『メトロこうべ』です。

高速神戸駅から新開地駅をつなぐ約700mの地下街で、懐かしい雰囲気の居酒屋や、衣料品、日用品などが並びます。


画像:公式サイトより

なかでも、1971年(昭和46年)に開業した、市内最大級の卓球場「メトロ卓球場」は幅広い人に愛されている場所です。

30分から利用でき、1台につきラケット2本・ピン球1個の無料貸出しもあるので、少し運動がてら遊んでみるのもいいかも。

近くには、芝生コーナーや幼児~小学低学年向けの絵本が約20冊置いてある本棚がある「憩いの場」もあり、小さいお子さんとちょっと休憩することもできますよ。

地下街「メトロこうべ」に、芝生や本棚がある「憩いの場」ができてる。最新映画もチェックできる

2023年10月27日

住所
神戸市中央区中町通4-2-23

営業時間
10:00~20:00(飲食店は21:00)
※一部店舗を除く

料金
【卓球場】30分 600円/1時間 1,000円/延長30分 500円
※追加ラケットは1本100円
※学生性を提示すれば、学生割引あり

所要時間
1時間ほど

◆関連リンク
メトロこうべ – 公式サイト

▼「おでん居酒屋 高田屋 京店」まで、新開地タウン6番出口を出てすぐ

③おでん居酒屋 高田屋京店


画像:公式サイトより

新開地エリアにある『高田屋京店』は、1931年(昭和6年)創業の老舗居酒屋。「東の浅草、西の新開地」と呼ばれるほどの繁華街だったころから、新開地の街を見守ってきたお店です。

常連客はもちろん、若い世代の人たちも訪れる人気店で、お昼時には行列になることもしばしば。


画像:公式サイトより

『高田屋京店』の特長は「げんこつサイズのおでん」。創業以来受け継ぐ鰹と塩、砂糖のみの味わいで、だしの継ぎ足しは震災で一時途絶えたものの、そこからまた20年以上歴史を重ねているそうです。

大根・たまご・こんにゃく・すじ・とうふなど定番ネタから、じゃがいも・しゅうまい・たけのこ・ねぎまなどなかなか見かけないネタまで、常時20種類以上が用意されています。

ランチタイムには「定食メニュー(750円)」も。おでん・トンカツ・イワシフライ・アジフライなどがいただけます。

住所
神戸市兵庫区湊町4-2-13

営業時間
11:00~21:30(L.O. 21:00)※日祝定休

所要時間
1時間ほど

◆関連リンク
高田屋京店 – 公式サイト

▼「喜楽館」まで徒歩約4分

④神戸新開地・喜楽館


画像:一般財団法人神戸観光局より

新開地商店街の中にある『神戸新開地・喜楽館』。毎日14:00~16:00過ぎまで、上方落語を上演する落語の定席です。

公演内容は、開演前の1席と落語6席、色物1席で、毎週月曜日ごとに新しい番組となります。当日券もあるので、ふらっと立ち寄ることもできますよ。


画像:公式サイトより

館内は、1階に約150席、2階に62席、車椅子席2席を備え、港町神戸をイメージした青色のシートが特徴です。

そのほか、入館しなくても気軽に立ち寄れる「ギャラリースペース」も。上方落語のことや、新開地のまちの歴史や魅力に触れることができます。

住所
神戸市兵庫区新開地2-4-13

開演時間
【昼席】14:00~(13:30開場)
※朝席・夜席については、公式サイトをご確認ください

料金
前売:2,300円/当日:2,800円(特別公演は除く)
※料金案内・チケット購入方法など詳しくは公式サイトをご確認ください

所要時間
2時間ほど

◆関連リンク
神戸新開地・喜楽館 – 公式サイト

▼「湊川公園」まで徒歩約5分

⑤湊川公園

「喜楽館」から山側に5分ほど歩くと到着するのが『湊川公園』。広い芝生と木々、木陰にはベンチも多くあり、地元民の憩いの場となっています。

2021年に改修工事が行われ、きれいに舗装されたエリアなども広がり、お散歩にもぴったりなんじゃないでしょうか。

公園内には遊具もたくさんあり、子どもたちに人気の「ふわふわドーム」や、低年齢でもチャレンジしやすいすべり台などが組み合わされた遊具、ボルダリング壁などいろいろ遊べるのも魅力。

親子で一緒に訪れている人も多く、子どもたちで賑わっている公園です。

住所
神戸市兵庫区荒田町1-20-1

所要時間
15分ほど

▼「東山商店街」まで徒歩約7分

⑥東山商店街

さらに山側へと歩いて、1936年(昭和11年)から約90年もの間親しまれてきた、神戸の台所『東山商店街』へ。地域の人たちの日常を支える商店街として、今もなお活気のある商店街のひとつです。

ちょっと小腹が空いてきたなということで、最後は食べ歩きを楽しんでいきます。

まずは「ほだかビーフ」という和牛専門店で、ビーフコロッケを注文。手ごろな価格で、食べ歩き用に包んでもらうこともできます。

コロッケの食べ歩きは、商店街ならではでどこか懐かしい気持ちに。他にも気になるお店がないか歩いていきます。

山側の入口ちかくまで行くと、立ったまま串カツを楽しめる「串カツ屋さん」も。

夕食のおかずに持ち帰りする人が多いそうなので、おでかけの最後に夜ご飯のおかずを買って帰るのもいいですね。

そのほかにも、手造りのお豆腐屋さんで飲める豆乳や、見た目も華やかでお土産にぴったりなお稲荷さんなどもありますよ。

東山商店街で食べ歩き!ディープな下町の雰囲気で「美味しいもの」を手頃な価格で

2023年2月22日

住所
神戸市兵庫区東山町2-3-20

営業時間
店舗により異なります

所要時間
1時間ほど

◆関連リンク
東山商店街 – 公式サイト


いかがでしたか?今回は、神戸の下町文化を味わえる「新開地エリア」を散策するモデルコースをご紹介しました!地元民だけでなく、ひとあじ違った神戸観光を考えている人にもおすすめですよ。

他にも神戸のおでかけ・観光情報をまとめているので、ぜひ見てみてくださいね。

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この記事を書いた人

ゆう

神戸で生まれ育った神戸っ子。趣味は、自然に癒やされながらの散歩とサイクリング。プリンが大好物のよく笑う人です。

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