『東遊園地』に、何でもない日に行ってみた。アトラクションはないけど「アート」「発祥の地」「祈りの地」

インパクトある「発祥の地」

東遊園地には、「発祥の地」を記した碑が点在してまして、見た目がユニークです。

たとえば、これは「日本近代洋服発祥の地」の碑。ちょっと上から見るとより分かりやすいんですが、洋服の身ごろ(前・後)と袖の型紙をイメージした形になってます。

神戸では、開港の翌年(明治2年)には初めての洋服店が東遊園地の近くで開業、早い段階でいくつも店ができていました。

明治5年に政府が「宮中の礼装は洋服をもって正装」としてから洋装が急速に広まる中で、「神戸洋服」として好評を博し、その名は全国区に。神戸が先頭を走って日本に洋装文化を広めてきた証として建てられました。

日本初の西洋式運動公園ということで、スポーツ関係の碑もありまして、「ボウリング発祥の地」は、どでかいボウリングの玉とピンの碑。

芝生広場の西側のはしっこの方にあるので見落としがちですが、なかなかです。

日本に初めてボウリングが伝来したのは、長崎県のようですが、東遊園地には、1869年にボウリング設備のある「THE KOBE CLUB(ザ・コウベ・クラブ)」ができて、『日本のスポーツ文化の夜明けに影響を与えるストライク交歓が活発にくり広げられた』ということで、記念碑が建てられてます。

神戸について、いろいろ遺していきたいことが集まっている東遊園地ですが、1995年の阪神大震災の記憶も大きな一つです。

 

この記事を書いた人

カオル

とりあえず「食パン」を買う人です。

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