神戸の北野といえば、誰もが思い浮かべるのが異人館。でも、そのすぐそばに「北野」という地名の由来となった神社があることは意外と知られていないみたいです。
風見鶏や神戸の街を見下ろす場所にある『北野天満神社』へ、長い上り坂と石段を登って行ってきました。
もくじ
● 石造りの鳥居をくぐり、絶景の待つ境内へ
● 風見鶏を横目に、「かない鯉」に願掛けを
● 学問の神様と御神牛の不思議な関係
● 3つの鳥居をくぐり抜け、高台からの眺望を楽しむ
● スポット情報
北野異人館の中でも上の方にある風見鶏の館。その隣にあるのが神戸北野天満神社です。
天満神社といえば学問の神・菅原道真を祀った神社として有名ですが、ここ神戸北野天満神社は1181年に平清盛が設建した歴史ある神社です。
鳥居をくぐると立派な石造りの狛犬がお出迎え。その真ん中には急な石段がそびえたっています。
狛犬は近寄ってみると結構荒々しい印象です。
ハードな石段は途中で振り返って景色を見たくなりますが、登っている間は我慢。鳥居の左にある展望スペースまでのお楽しみです。
頑張って登りきり、少し小ぶりな石造りの鳥居をくぐったら境内です。
海まで一望できる、素晴らしい景色。「天空の神社」と呼ばれるのも納得です。隣にある風見鶏の館がきれいに見えますね。
境内に着くとまずこのスペースから景色を眺める人がとても多いそう。境内はその後ゆっくり周りましょう。
展望スペースのすぐ後ろにあるのが「拝殿」。いろいろな行事が行われる場所で、結婚式でも使われたりします。神戸市の重要伝統的建造物にも指定されています。
主だった建物にはこのような看板があり、名称や役割、由来などを教えてくれます。
拝殿の内側をよく見ると大きな鏡が祀られていました。由緒あるものなんでしょうか。台座のデザインもかなり斬新な感じ。
拝殿の奥にあるのが社務所です。ここは神社の方々がお勤めしている場所なので中は見れません。
神戸ジャーナル 編集部
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