北野坂を登りきったその先。異人館街にある『北野天満神社』で密かな願いごとを

学問の神様と御神牛の不思議な関係

本殿の右手には立派な屋根に守られた「御神牛」があります。菅原道真と牛の間にはいろいろなご縁があったということで、北野天満宮系の神社には必ず牛が祀られています。ちなみに大宰府天満宮の場所も牛が定めたとか。

近寄ってよく見ると、なかなかリアルでハンサムなお牛さま。後ろには絵馬奉納所があります。こちらは普通の形の絵馬で、学問の神様・菅原道真にちなんだ合格祈願が多いようです。

奥へ進むと、先ほど守礼授与所で書いてあった2つのお宮が左右に並んで見えます。右手の石の鳥居が薬照大明神。薬照ということで、心身健康と病気平癒を祈願するところです。

あっ、さっきのキツネ! 鳥居をくぐって奥を覗くと例の祈願喜常がいっぱい置いてありました。ここにお供えするんですね。

キツネもこれだけたくさん並んでいると可愛く見えてきます。色んな方向を向いてるし、なんか楽しそう。

ちなみにキツネたちの背後にあるのは小さな鳥居とお稲荷さんでした。これならキツネをお供えするのもうなずけます。

一方、左手の朱塗りの鳥居は天高稲荷神社。こちらは家内安全、商売繁盛のお稲荷さん。

奥は木製のお堂になっていて、中にキツネをお供えします。この時は扉が閉まっていましたが、普段は開いてるみたいです。

 

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