ライトな気分で楽しむ『六甲山』。ルートもショートカットも自由気まま

標高931mの名峰『六甲山』。関西でも有数の登山スポットで、昔から多くの人が登山やハイキングを目的に足を運びます。

その一方で、山上エリアにはさまざまな観光施設やお店が整備されていて、登山とまではいかなくても車や公共の交通機関を使ってサラッと楽しめるのも事実。

そこで今回は、六甲山上をメインにしたショートカットコースを選び、プチ・ハイキング的に歩いてみました。


神戸市灘区高羽西山8-2

アクセスの良さを活用して、いきなりショートカット!

今回のスタートはJR六甲道駅です。まずは改札を出て左方向、北口のバス停。神戸市バス16系統・106系統「六甲ケーブル下ゆき」のバスに乗ります。

バスに揺られること約20分、六甲山の玄関口・六甲ケーブル下駅に到着しました。

大きな三角屋根が目印の、ヨーロッパの山小屋を思わせる可愛い駅舎で、旅気分がグッと盛り上がります。

六甲山上駅までの乗車券は往復割引をチョイス。片道600円のところが往復で1,100円。100円お得になります。

今回は乗ったのは緑色と薄茶色の塗装をまとったレトロタイプ。六甲山上駅までの約7km、高低差493.3mを約10分で走ります。

なんと乗り場にコスプレコーナーが! 駅員さん気分で撮影できる制服と帽子の無料貸し出しは好評のようです。家族連れにも楽しいサービス。

六甲ケーブルは2両連結の車両を採用。山上側の箱型車は座席にはモケット、床面にはカーペットが貼ってあって、落ち着いた温かみのある内装になっています。こちらは窓が閉められているので空調面は快適。

山下側の展望車は座席と床面に天然木を使っているので登山列車のムード満点。窓はなく、天井もシースルーで開放感をたっぷり満喫できます。

ガタゴトと走り出したケーブルは、途中で下りのケーブルとすれ違います。あちらは赤色と緑色が美しいクラシックタイプで山岳ムードに溢れていました。

あっという間に六甲山上駅に到着。昭和7年の開業当時から使用されている駅舎はアールデコ様式のデザインで、隅から隅までクラシカルなムードが漂っています。

駅内には山上案内処「ショップ737」もあり、お土産や各種チケットのほか、六甲の地ビールやカップタイプのワインなども置いてありました。

 

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神戸ジャーナル 編集部

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