『布引の滝』の周辺はハイキングスポットとしても人気ですが、途中にはいくつもの分かれ道があり、さまざまなルートが楽しめます。
今回は「赤道を越えても腐らない水」で知られる布引渓流をさかのぼりながら、市ヶ原を経由して、六甲山地の中心『摩耶山』を目指しました。先に言っておくと、なかなかのハードコースです。
もくじ
● 新神戸駅から布引の滝までは定番ルート
● 猿のかずら橋に寄り道すると、神戸の街並みが
● 「赤道を越えても腐らない水」の水源がここに!?
● せっかくなら山頂も三角点もおさえたい!
● スポット情報
神戸市灘区摩耶山
スタートは新幹線の新神戸駅。ここから『布引の滝』『市ケ原』を経由して『摩耶山』を目指します。このルートは布引渓流沿いの道がほぼフラットで、歩きやすいのも人気の理由だと思われます。
まずは経由地の『布引の滝』を目指しますので、新幹線の下をくぐって山側へ。高架下の壁にはこんな大きな表示がありました。『布引の滝』までは、陸上のトラック1周ほどの距離。意外と近い。
六甲山周辺は東西約20kmにわたる山域が瀬戸内海国立公園になっていて、これから向かう『布引の滝』はもちろん、途中の道や『摩耶山』もその中に含まれます。
ちなみに『布引の滝』というのは4つの滝の総称で、「雄滝(おんたき)」「夫婦滝(めおとだき)」「鼓ヶ滝(つつみがだき)」「雌滝(めんたき)」があります。
こちらは国の重要文化財に指定されている砂子橋(いさごばし)。ここから渓流の向こう側へ渡るとハイキング道が始まります。
しばらく歩くと分かれ道が出てきました。左へ進むと「雌滝」ですが、今回は先が長いのでスルーして真っ直ぐ進みます。
石で作られた上り階段が続きます。比較的整備された道が多く、この辺りはまだまだ歩きやすい印象。
こちらは4つの滝のうちのひとつ、「鼓ヶ滝」です。テラス部分に石碑があり、実際の滝はこの少し先にあります。
鼓の音がすることからこの名前がつけられたということですが、残念ながらこの日は聞こえませんでした。
続いて現れたのが「雄滝」。この日は水量が少ないながらも高さ43mとかなりの迫力です。すぐ下には滝壺から流れている「夫婦滝」もありますが、注目度は低め。
とはいえ、ビジュアル的には『布引の滝』といえばここなので、多くの人がベンチに座って眺めたり、写真を撮ったりしていました。
「雄滝」を横目に階段を上ると、こんな感じの茶店が。飲み物や軽食などいろんなメニューがありました。
自動販売機の間を通って先へ進むと、上り坂へとつながっています。
上り坂の途中にはこんな風景が。ここ「みはらし展望台」にはトイレやベンチがあるほか、雨宿りできそうな場所もあります。ここらで一服、にちょうどいいかもしれませんね。
今も通れますか?
櫻茶屋さんから再度山経由でないと道が崩れて行けないと書いてあったのですが・・・。
こんにちは、摩耶山へは普通に行けますよ。かなりキツイ登りなので覚悟して登って下さい。
徒歩でも1時間で下山できます。
https://blog.goo.ne.jp/osawasense/d/20200105
最後は灘温泉で仕上げ!!まで、忘れてはいけません。