市街地から海や山へのアクセスが良い神戸では、豊かな自然や歴史ある建物・街並みなど、思わずカメラを構えたくなるようなフォトスポットがたくさんあります。
ロープウェーやケーブルカーなどで山上に登ることができ、整備された展望台も多いので、美しい街並み・景色を背景に撮影できるのが特徴です。
今回は、数ある神戸の観光スポットから、写真映えするフォトスポットを厳選してご紹介します。
- 【市内各地】BE KOBE モニュメント
- 【三宮】北野異人館
- 【三宮】神戸市役所 展望ロビー
- 【元町】南京町
- 【ハーバー】ハーバーランド・メリケンパーク
- 【垂水】明石海峡大橋
- 【須磨】須磨浦山上遊園
- 【灘区】摩耶山 掬星台
- 【灘区】六甲山
- 【北区】有馬温泉街
【市内各地】BE KOBE モニュメント
神戸のフォトスポットとしてよく知られているのが『BE KOBEモニュメント』。2023年11月時点で神戸市内の5カ所にモニュメントが設置されていて、それぞれデザインや使われてる素材が違います。
初代モニュメントはハーバーランドのメリケンパークにあり、モニュメントの白さと、海・空の青色とのコントラストが美しいと人気のフォトスポットになってます。
ポートアイランドのポーアイしおさい公園にあるモニュメントは、公園の西側に海、東側には大学のキャンパスなどがあるロケーションで、海や山など神戸らしい景色をバックに撮影できます。
サイクリングコース・神出山田自転車道のルート沿いにあるつくはら大橋休憩所には、自転車を立てかけられる台とともに設置されてます。
里山エリアらしく、天然杉で作られたモニュメントなんだそうで、広大なつくはら湖を背景に撮影できますよ。
4つめは、北区にある道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢に設置されてます。ここのモニュメントは茅葺き屋根の「茅(かや)」で作られてるんだとか。
後ろに映り込む美しい洋館のようなデザインのホテルと、鮮やかな緑が感じられる大きなメタセコイアとともに撮影できます。
今年7月には、垂水区のアジュール舞子に5つめとなるモニュメントが設置されました。
後方には明石海峡大橋とともに淡路島もくっきりと見えるので、神戸らしい景色が見られる絶好のフォトスポットではないでしょうか。
実は、現在工事中のマリンピア神戸にも「BE KOBE」のモニュメントが設置される予定です。
アジュール舞子の近くなので、2カ所のモニュメントをさくっと巡ることができそうですね。
所在地
【メリケンパーク】神戸市中央区波止場町2 MAP
【ポーアイしおさい公園】神戸市中央区港島1-3-4 MAP
【つくはら大橋休憩所】神戸市北区山田町衝原 MAP
【道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢】神戸市北区大沢町上大沢2150 MAP
【アジュール舞子】神戸市垂水区海岸通11 MAP
◆関連リンク
・BE KOBE モニュメント – 公式サイト
【三宮】北野異人館
各線 三宮駅から山側に歩いて15分ほどのところにある『北野異人館街』は、神戸の定番観光スポットのひとつ。
坂道が多いエリアで、坂を登った先に個性的な洋館が点在しています。屋根の「風見鶏」が印象深い風見鶏の館など、どの建物もフォトジェニックですよ。
画像:Instagramより(@su_mu0513)
風見鶏の館の前には広場があり、ベンチには楽器を吹く人などユニークな銅像も。一緒に撮影すると異人館に来た記念になりそうですね。
一部の施設は耐震化工事のため休館中。風見鶏の館も2025年春ごろまで休館となっていますが、外観は覆われないため、館をバックに撮影できます。
風見鶏の館の手前にある北野天満神社は、異人館街より少し高いところにある境内がおすすめの撮影スポットです。
広がる空と木々の緑とともに「異人館」を撮影できるのは、この場所ならではの構図ではないでしょうか。
所在地
神戸市中央区北野町 MAP
◆関連リンク
・北野異人館 – 公式サイト
【三宮】神戸市役所 展望ロビー
神戸らしい景色を撮影するのにおすすめなのが、「神戸市役所」にある展望ロビーです。高さ100mの地点から神戸の街を一望できるスポットで、無料で利用できます。
新型コロナの影響で3年以上閉鎖されてましたが、今年10月に再開しました。
展望ロビーがあるのは市役所1号館の24階。フラワーロード側の入口から入り、正面のエレベーターで向かいます。
赤いエレベーターは24階展望ロビーまで直通みたいです。
東側は六甲アイランドやHAT神戸、南側は東遊園地やポートアイランドを一望でき、晴れた日は対岸の紀伊半島まで見えるんだとか。
ポートアイランド方面は「神戸大橋」や「神戸税関」、船が入港する「神戸ポートターミナル」などもばっちり見えるので、三宮周辺の主要スポットを上から見下ろした構図で撮影できます。
実は展望ロビーには、ミニチュア版の「BE KOBE」モニュメントがあり、隠れたフォトスポットになってます。
展望ロビーは平日・土日祝日ともに22:00まで開放されているので、神戸の夜景も楽しむことができますよ。
所在地
神戸市中央区加納町6-5-1 MAP
開放時間
平日 9:00~22:00/土日祝 10:00~22:00
休館日
年末年始(12月29日~翌年1月3日)/設備点検日
◆関連リンク
・神戸市役所1号館24階展望ロビー – 公式サイト
【元町】南京町
画像:Instagramより(@kkkyy07)
各線・元町駅から徒歩5分のところにある「南京町」は、横浜中華街・長崎新地中華街とともに「日本三大中華街」のひとつとして知られている商店街です。
日本で初めて豚まんを売り出した老舗「老祥記(ろうしょうき)」など100店以上のお店があるんだとか。
中国語の看板やランタンなど、独特の雰囲気がある街並みも写真映えしますが、南京町にはユニークなフォトスポットがあります。
画像:Instagramより(@osanpo_emiko)
素通りしがちな門ですが、それぞれ色合いや彫刻のデザインが異なっていて個性的です。
例えば東口の「長安門」には、中国特産の大理石でできた柱に「龍」や「雲」の彫刻が施されていて、中華街の雰囲気たっぷり。
画像:Instagramより(@happy8686chan)
西口の「西安門」は、中国から取り寄せた瓦や装飾品を使った楼門で、夜にライトアップされるとより写真映えするスポットになってます。
ちょっと小さいですが、ここにも「BE KOBE」モニュメント。
ローアングルや広角レンズをうまく活用すると、西安門と一緒に撮影できそうですね。
所在地
神戸市中央区栄町通1-3-18 MAP
◆関連リンク
・南京町 – 公式サイト
【ハーバー】ハーバーランド・メリケンパーク
神戸といえば、美しい夜景が楽しめる「ハーバーランド・メリケンパーク」が定番の観光スポットです。
波のような形のデザインの「神戸海洋博物館」や、ハーバーランドのシンボルである「神戸ポートタワー」など特徴的な建物も多いですが、レストランクルーズなどさまざまな船も行き交っていて、昼も夜も神戸らしい景色が見られますよ。
神戸ポートタワーは2024年春のオープンを目指して現在工事中。11月上旬時点ではほぼ足場が撤去され、色鮮やかに塗り直された朱色のタワーがお目見えしてます。
リニューアルオープン後は屋上に「展望施設」が設けられるそうで、神戸港一帯を上から撮影できるようになります。
明治時代の赤レンガ倉庫を再利用した神戸煉瓦倉庫も、おすすめのフォトスポットです。夜にはライトアップされておしゃれな雰囲気に。
施設内にはインテリア・家具・デザイン文具・カフェ・お香などいろんなジャンルのお店が入ってるので、ショッピングも楽しめますよ。
来年の2月半ばまでの期間限定で、竹でできた「ポートタワー」も展示中。今だけのフォトスポットになってます。
所在地
神戸市中央区波止場町2 MAP
◆関連リンク
・ハーバーランド・メリケンパーク – 公式サイト
・神戸煉瓦倉庫 – 公式サイト
【垂水】明石海峡大橋
画像:Instagramより(@yakushimai)
垂水区と淡路島を結ぶ大きな橋は、全長3,911mで世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」です。
夜にライトアップした様は真珠がつながっているように見えることから「パールブリッジ」とも呼ばれてるんだそう。
明石海峡大橋を美しく撮影できるスポットはいくつかありますが、代表的なのが兵庫県立舞子公園です。
円形のモニュメントごしに橋を撮影できる「夢レンズ」、橋げたの中にある回遊式遊歩道「舞子海上プロムナード」など、ひと味違った構図で撮影できます。
画像:公式Instagramより
海面からの高さ約300mの主塔に登ることができる体験ツアー「明石海峡ブリッジワールド」も人気みたい。
塔頂では写真撮影もOK。この高さからしか見られない眺望が楽しめますよ。
所在地
神戸市垂水区東舞子町2051 MAP
◆関連リンク
・兵庫県立舞子公園 – 公式サイト
・明石海峡大橋ブリッジワールド – 公式サイト
【須磨】須磨浦山上遊園
画像:Instagramより(@kenjimaseba)
須磨区の鉢伏山と旗振山の山頂一帯に広がる「須磨浦公園」には、植物園や遊園地などもある「須磨浦山上遊園」という公園があります。
ふもと~山頂間はロープウェイ、ロープウェイ山上駅~園内の山頂間は、乗り心地の”悪さ”を楽しめると人気のカーレーターでの移動になります。
全国でもなかなか見ることができない乗り物なので、写真や動画で乗った記念を残したくなりますね。
回転展望閣の屋上には、須磨海浜公園の美しい海岸線を望む展望台があります。
円形の建物で360度ぐるっと見渡せるので、「六甲山」「神戸空港」「須磨海浜公園」「淡路島」「明石海峡大橋」など、神戸の主要スポットを背景に撮影できますよ。
画像:Instagramより(@_____tsubomi.127)
傍らにある「針穴」のようなオブジェは「神戸らしい眺望景観50選.10選」のビューポイントサインです。
この針穴越しに撮影したり、双眼鏡を画角に入れて撮影したりと、いろんな構図で神戸らしい景色を切り取れますよ。
所在地
神戸市須磨区一ノ谷町5-3-2 MAP
◆関連リンク
・須磨浦山上遊園 – 公式サイト
【灘区】摩耶山 掬星台
灘区にある「摩耶山」には、日本三大夜景としても知られる人気観光スポット「掬星台」があります。
展望台の明かりは控えめで、夜景が美しく浮かび上がるので、シルエット写真を撮るのにぴったり。
展望台の遊歩道は蛍光材で舗装されているので、淡く青色に照らされて幻想的な雰囲気になってます。
カメラを夜間撮影モードにすると美しく撮影できそうです。
掬星台があるのは標高約700mのあたりで、ケーブルカーとロープウェーを乗り継いでいきます。
摩耶ケーブル・ロープウェーは季節・曜日によっては夕方までの運行となるため、夜に撮影しに行く際はご注意を。
所在地
神戸市灘区摩耶山町2-2 MAP
◆関連リンク
・摩耶山 掬星台 – 公式サイト
【灘区】六甲山
神戸のシンボルともいえる「六甲山」は、夏はハイキング、冬はスキー・スノーボードなどが楽しめるスポットです。
「摩耶山 掬星台」と同様に、六甲山でも美しい夜景が見られますよ。
冷涼な気候を活かして世界の高山植物などを栽培している「六甲高山植物園」、カフェ・レストランが建ち並ぶ「六甲ガーデンテラス」などさまざまな施設があり、写真映えするスポットがたくさんあります。
六甲ガーデンテラスには、大阪方面の夜景をダイナミックに望める「デッキ」や、ライトアップされた六甲ガーデンテラスも夜景の一部として楽しめる「塔」など、4カ所の展望スポットがあります。
おすすめは自然体感展望台六甲枝垂れです。ここ自体がフォトスポットとしても人気で、色彩豊かな光のアートと神戸の夜景が同時に楽しめます。
枝垂れ全体のライトアップは時間で変わっていくので、写真映えすること間違いなし。
枝垂れの間からは「#Rokko」のオブジェも見えます。インスタに投稿する際はこのオブジェとともに撮影すると良いかも。
所在地
神戸市灘区六甲山町五介山1877-9 MAP
◆関連リンク
・六甲山 – 公式サイト
【北区】有馬温泉街
神戸の定番観光スポット「有馬温泉」は、愛媛県・道後温泉、和歌山県・白浜温泉とともに「日本三古泉」として知られている、歴史ある温泉地です。
風情のある旅館・みやげ屋さん・飲食店などが建ち並ぶ「有馬温泉街」は、いろんな構図で撮影が楽しめるので、カメラ片手に歩きたい街ですね。
画像:Instagramより(@yuka_sunflower0418)
人気の観光地なので観光客が多いですが、落ち着いた街の雰囲気を撮りたいときや、人の映り込みを最小限にしたい場合は早い時間に訪れるのがおすすめです。
細い路地も多く、ローアングルで空を入れる構図にすると抜け感が出るんだとか。
撮影スポットとして特におすすめなのが、レトロな雰囲気を味わえる有馬本街道(湯本坂)です。
昔ながらの格子戸・石畳・石の道標など、有馬温泉のなかでも古い街並みが残ってるエリアなので、歩いているところを撮るだけでも絵になります。
所在地
神戸市北区有馬町1159 MAP
◆関連リンク
・有馬温泉街 – 公式サイト
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あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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